消化器外科専門医のブログ

消化器外科を専門にする中堅医師です.消化器(食道,胃,大腸,肝臟,胆嚢・胆管系,膵臓)のがんや手術を要する急性疾患,緩和医療などの診療を行っています.特に肝臓外科が専門分野です.日々の学びや,自分の成長につながること,頭のなかで考えたことを中心に記しています.

151115 読書で健康管理の改善

今日は自分の体の話です.

 

以前に下の記事に書いたのですが,

35歳を超えて当直などをすると疲れやすく感じるようになりました.

150908 当直と疲れについて 時間の使い方を見直して1ヶ月での評価

 

そこで現在は体重を落とそうとしているところです.

思ったように時間がとれず,やや足踏み状態ですが,

ある程度落としたところでキープはできています.

 

目標はBMI21の体重66.5kgで,現在は69kg前後です.

元の体重が72kgですので,まずまず順調と考えています.

 

変なダイエットはするつもりはありませんが,

適切な食事コントロール,適度な運動で

日常生活の中で何とかするつもりです.

 

そんな中,下の本に少し興味を持って読んでみました.

 

 

仕事をしている人たちにとって,健康面で気をつけるべきポイントを

食事・睡眠・運動をいう普遍的で重要なテーマに分けて,

かたよることなくまとめられています.

 

自分にとって,アンテナにかかったポイントは,以下のとおりです.

 

1. 食事:食事はまずサラダを食べてから.その後で脂肪,タンパク質,最後に炭水化物の順番で食べること.

→ 急激な血糖値の上昇が防げるので,インスリンの分泌も抑えられるし,

  食後の眠気も抑えられる.

※ インスリンが上昇するとLPLという酵素を刺激して,血液中の中性脂肪を分解して脂肪細胞に取り込み,結局はそこで中性脂肪として蓄えられるようです.

また糖分が脂肪細胞に取り込まれ,中性脂肪として蓄えられるという経路もあるようです.

 

2. 睡眠:就寝前3時間はものを食べないこと.

→ 就寝中に内臓に消化,吸収をさせると,

  体が休めないのは当然かもしれませんね.

  家に帰るのが遅い時はちょっと難しいですが,食事量を減らしても良さそうです.

 

3.運動:運動するだけで『自尊心』が高まる.

    階段は運動する『チャンス』!

    運動する習慣がないと,30歳以降は筋肉が年に1%ずつ低下する.

 

 

まあ,医師としてはきちんとしたデータや論文がないと,

手放しで受け入れがたいところはあるのですが(苦笑),

理屈からは当然ありえるでしょうし,

実行するにもハードルが低いので,自分でまずためしてみるのが早いですね!

 

こういうふうに本を読んで,行動を少しずつ変えていくのは

結構好んでやっています.

あとはPDCAサイクルで言う,

C(チェック)とA(アクション)

をきちんとやって,フィードバックしさらに改善していきたいですね.

 

今年中に66.5kgになりたいです.