150901 〆切効果
来週に学会発表の演題募集が締め切りになります.日常行っている臨床の成果や結果,研究内容などについて,学会発表や論文に掲載することは,大学で働いているわれわれの使命のひとつであり,存在意義のひとつでもあります.
そうとはわかっているのですが,そして締め切りが迫っているのはわかるのですが,なかなか前もって準備しておくことができません・・・
そういえば夏休みの宿題は,始業式の3日前にまとめてやるタイプでした.
しかし今回は,締め切りを来週に迎えて,すでに今日のうちに検討をある程度終え,抄録を書き上げることができました.これは今までにないことで,いつもはそれこそ締め切りまで延期になるのを期待しながら抄録を作成し,ギリギリに提出しています.
今回早くに仕上げられた理由は大変シンプルなもので、上司が今日を締め切りにしたからです。まず自分でできる範囲でしっかりと検討し、あと1週間かけて、議論しながらよりよいものへ仕上げていくというのが、その理由です。
しかしこれは、とても効果のある大事なことだと気づきました。意識とか気合いとか、やる気だけで、習慣ができるものではありません。締め切りを設定することで、強力な縛りが生まれ、やらざるを得ない環境が出来上がります。
これからは締め切りを待つのではなく、縛りというシステムによって、もっと快適に先取りした仕事ができるように、主体的に締め切りを決めようと思います。
今日も早速、いま取り掛かっている論文を、今月中に完成させることになりました。(今回は主体的ではなく、提案されたのですが。)