160609 よく使用する抗生物質と略号
われわれ消化器外科医は、いろんな場面で抗生物質をよく使います。
入院中であれば、まず手術の患者さんに対しては、周術期の感染症(SSI)予防のために術前から投与します。
術後に感染症を合併することもあり、感染の種類と程度、原因菌に応じた治療を行います。
そこで大事なこととは、どの抗生物質を使うのか?と言うことです。
当然、原因菌に効果があるものを選ぶのは当然ですので、どの臓器にどんな感染症が起こっており、原因菌は何が考えられるのか?
また膿が貯まっていれば、培養検査に出して直接調べることがとても重要です。
そのときの検査結果として、抗生物質に対する感受性と言う項目があり、まさにこれがどの薬が効くか?という問題にたいして、大事な回答になります。
感受性の結果は抗生物質の略号で記載されます。おそらく全国共通だと思います。
何回も見てるはずなのですが、なかなか覚えきれないので、よく使う薬剤は覚えておこうと思って、まとめてみました。
私のように記憶力に自信がない人には
このように自分がよく使う抗生物質の表を持っておくことは、役に立つのではないでしょうか?