180503 食道胃接合部癌とは?
180502 折り鶴,ようやく20分の第一目標達成
先日,38日目に19分30秒で,
何とか4月中の目標であった20分を切ることができました.
もっと早く到達したかったのですが(汗)
少しずつ記録を更新し続けました.
正直なところ,思うように行かずにもどかしい日々でしたが,
一方で着実に一歩ずつ前に進むのは,楽しくもありました.
『腹腔鏡手術の上達』というような,漠然とした大きな目標は
自分がどこに向かいたいのか,どうありたいのかという方向を知るために必要ですが,
ではいまここで何をすればいいのか?という日々の行動指針,
あるいは目の前の達成すべき目標ということで,
このような短期目標を立てることが,とても役立つことが実感できました.
これ以外にも『長期目標』とそれに向かうための『短期目標』とを決めて,
日々の行動に反映させていきます.
ちなみに今日の記録は,41日目で15分42秒でした.
目指せ10分切り,です.
180407 腹腔鏡トレーニングの経過です
腹腔鏡のトレーニングとして先日から始めた,
折り鶴チャレンジの経過表です.
25羽目で25分29秒.
なかなか思うようにいかず,日々もどかしいですが,
少しずつ,確実に進んでいます.
最近気づいたポイントは,
・力みすぎると細かな作業がうまくできなくなるので,細かなところほど力を抜くこと
・左手は『押す』動作を多用していましたが,より細かくするためには,左手でも『細かくつまむ』や『先を広げる』などの操作が有効.
・先をきっちりと合わせるなどを,後回しにしてしまうと,結局は時間がかかることになるので,面倒なことを先延ばしにしないこと.
10分を切るところまで行こうと思いますが,
目下のところは20分が目標です.
180406 経肛門的腫瘍切除
- 体位は砕石位あるいはジャックナイフで行う.
- 腫瘍が5〜7時方向に来るのがやりやすい.
- 腰に枕を敷くと視野が良くなることもある.
- 前処置は大腸切除に準じる
- 術前に十分に用手的にあるいは開肛器を用いて拡張しておく.キシロカインゼリーを使用.
- ローンスター(Lone Star Retractor System)を使用すると良好な視野が得られる.縫合結紮でも代用可能.
- 内視鏡で切除困難な場合.ポリープ,早期癌など.
- 進行癌だが,直腸切断術ではリスクが高い場合の,姑息的切除
手技
- インジゴカルミンを散布すると,腫瘍の境界が明瞭になる.
- マーキングは5~10mmのマージンを取り,電気メスで行う.
- 電気メスでのマーキングに沿って,全周性に粘膜を切離しておく.
- 腫瘍の肛門側で,粘膜を切開し筋層を露出させる(ESDの層).
- Rbの場合は筋層の外にも組織が存在するため,筋層を切除してもすぐに穿通にはならない.
- 肛門周囲では血管が発達しており,出血しやすい
- また腫瘍を十分に挙上させ,自動縫合器で切除する方法もある.
- 止血確認,インプラント予防に洗浄する.
- 3–0吸収糸(オペポリックス)で縫合閉鎖
- 狭窄が来ないように,腸管の短軸方向に閉じる.
- 筋層を切除すれば,層層で2層に閉鎖.
- 狭窄が危惧されるなら,粘膜は閉じずに2次治癒を待つことも選択される.
- スポンゴスタンを留置
180324 ラパロトレーニング 『折り鶴チャレンジ』
180107 神・時間術
今日は先日本屋さんで手にした本を紹介します.精神科医の樺沢さんという方が書かれた『神・時間術』という本です.
本の表紙と,このインパクトのあるタイトルからは,若干購入をためらったのですが,
実際に読んでみると,至極まっとうかつ充実した内容でした.
かねてからもっと時間がほしい,時間の使い方,仕事の取り組み方を改善したい,
あるいは朝早く起きて時間を有効に使いたい,と思っていたので、
すぐに取り入れようと思うものがいくつもみつかりました.
著者は以前は忙しい勤務医で,時間や仕事に追われていましたが,激務がたたり体調を崩されたそうです.
そんな中でアメリカに留学されたのですが,アメリカ人の仕事に対する取り組み方を目の当たりにし,
アメリカ人はなぜ労働効率が高いのか,どうやって仕事を効率的にこなしているのか,ということを徹底的に観察しました.
結果,アメリカ人の生産性の高い働き方,その秘密を発見されたそうです.
総論としての考え方としては,
・朝の2時間は脳にとってのゴールデンタイムで,パフォーマンスは4倍にもなる.
・例えて言うなら,頭の中が『まっさらで整理された机』のような状態.
・集中力が高い時間は,①起床後の2〜3時間,②休憩の直後,③終業の直前,④そして〆切の前日.
・ものやパソコンの中を整理することは,すなわち頭の中を整理することである.そこが散らかっている人は,頭の中もちらかっている.
・仕事効率を高めるための工夫を常に続けること.
・仕事には集中力が必要な『集中仕事』と,さほど集中力の要らない『非集中仕事』がある.ゴールデンタイムに『集中仕事』を当てること.
具体的に取り入れたいことは,
・『集中空間』として,カフェを利用する.
→ 朝早く起きて通勤途中に喫茶店によるか,早く業務を終わらせて帰りに寄って,読書か手術の勉強をするか,と考えています.
・『集中時間』として,ストップウォッチを使い,45分,90分などを区切って,時間を『見える化』する.
→ つい時間が延長して長時間かけてしまうことが多いので,しっかり区切ってリセットします.
・朝起きてまず熱いシャワーを浴びて,脳をすっきりさせる.
→ 以前やったことがあって、寒くてあまり気が進まなかったのですが、今は浴室暖房もあるので、寒さは大丈夫になりました。またやってみようと思います。
・就寝前の2時間は食事をしない.血糖値が上がり,疲労回復に大切な働きをする『成長ホルモン』が分泌されなくなる.
→ 睡眠の質を上げるのも、大事なテーマだと思っています。こういった小さなことを積み重ねることで、大きな差になるのでしょうね。
・ToDoリストを『集中度』で分ける.
・昼は『リセット』して集中力を回復させる.
→ ポイントは①光を浴びる②運動する③よく噛んで食事する.
おすすめは外食のランチだそうですが,昼に病院を出るのが難しいので,階段で病棟まで上がって簡単にざっと回診してから,ゆっくり食事をしようかと思います.
・残業しない.アメリカ人は5時に仕事を終えて,夜は家族と食事や映画,読書などをしてリラックスするのが当然な社会.
→ これはひとつのキーポイントになります.つい『忙しい』ことを賞賛してしまいがちですが,本当に忙しいのか,その内容を本当に見直すべきだと思います.
緊急手術などもあり,われわれが忙しいのは当然ですが,それを前提に考えてしまっているのも事実です.
家でも仕事をしてしまいますが,逆に日中の集中力が下がってしまっていることも,疑いようのない事実です.
このように具体的な内容と,抽象的な考え方と,いずれも自分を見直して,さらに改善させることができました.
ひとつでも参考にできる内容があると思いますので,おすすめの本です.