160227 肝S2,S3の立体解剖
今朝のラパロトレーニングです。ディスポの鉗子を使っていたのですが、今朝、割れてしまいました(汗)
力の入れすぎでしょうか?
今日は肝臓の解剖の復習です.
外側区域のS2とS3は,ときどきイメージがぱっと思い浮かばないことがあります.
その理由として,ひとつはUmbilical portionが背側から腹側へと立ち上がるという,グリソンの立体的な位置関係があります.
背側がS2,腹側がS3となります.
またS2とS3の境界には,下図のとおり左肝静脈が走行しています.
左肝静脈の走行は,斜めになりますので,なんとなくクリアにイメージしにくいように感じます.
Bayer Operation Techniques Library 肝の外科解剖と基本手術手技より
正面(腹側)から見ると,左肝静脈にそって斜めに境界のラインが来ます.
この図だけみているとわかりやすいのですが,
いざCTの水平断を見ながらイメージするとなると,いまだに迷うことがあります.
まだまだ画像を見る絶対量が不足しているのだと思います.
はっきりとイメージできるまでは,何度も繰り返して画像を見ること,
そのときに,いまではVINCENTできれいな3D画像がすぐに作れますので,それと何度も見比べることです.
CTの水平断と3Dとがイメージの中でぴったり重なるようになれば,
エコーでも思いのままに脈管を出せるようになるのではないか,と思っています.