171107 習慣化の技術 自分が取り入れたこと
ひとりの医師として、外科医として、
自分が求める『理想の姿』というのがあります。
それは家庭では夫、あるいは父親として、
こうありたい,というのが同じくあります.
それらはただ漫然と過ごしていては手に入らなくて、
日々の行動の積み重ねによって,
一歩ずつ近づいていくものだと思います。
そのためにも身につけたい習慣はたくさんありますが,
とても忙しいいまの生活に組み込むのは,
簡単なことではありません。
そこで、やりたいことをひとつずつ習慣にしてしまおうと思い、いま取り組んでいます。
その第一歩が,このブログに学んだことや気づいたこと,大事に思うことをアウトプットすることです.
習慣化するには,『三日坊主』という言葉があるように,
はじめの1週間を乗り越えるのがもっとも大変です.
いろいろと本を読んだりしましたが,
大事なポイントは
①ハードルを下げること,
②見えるように記録すること,のようです。
『続ける習慣』を書かれている古川武士さんによると,
習慣化の挫折には3パターンあるそうです.
①『反発期』:
これははじめの1週間で,
約40%がここでつまずくそうです.
日常の引力に引き戻され,いつもどおりの行動をしてしまうわけですね.
勢い良くロケットスタートで飛び出すのですが,
そのやる気だけで続くのはせいぜい3日までで,
最初のやる気や勢い,モチベーションだけでは
エネルギーが足りなくなるのです.
元旦の『一年の目標』なんかが典型例でして,
まず3日も持たないですよね(汗).
②『不安定期』:
続く第2〜3週目です.
これも約40%の方が挫折するポイントだそうです.
緊急な要件や,突発的な出来事などのせいで,
とてもやる気が残っていないし,
そもそもやることを思い出すこともできずに
寝てしまうことなんかもありますね.
緊急手術や患者さんの急変で,
家に帰るのが夜中になることもありますし,
飲み会で遅くなる,
ランニングをしようと思っていても雨が降っていて走れないなど,
それこそできない理由なんて,いくらでもありますよね.
いったんこのように休んでしまうと,
もとに戻すのがかなり大変です.
はじめのようなモチベーションは残っていないですし,
休んでしまったことによる自己嫌悪感や,
罪悪感なども手伝って,
ハードルがずいぶん高くなっているのです.
③最後に『倦怠期』です.
これは最後の4週目で,20%がここで挫折します.
ここまで2,3週間で何とかできるようになったのに,
何となく飽きてしまったり,
はじめたときの決意や思いをつい忘れてしまい,
ずるずるとやらなくなってしまうというパターンです.
いずれにしても一度やらないことがあると,
また日常の引力に引っ張られるし,
自己嫌悪も手伝って,いよいよ終わってしまうのです.
この本によると,それぞれに対応策があります.
①『反発期』は,とにかくやりたくなくなるので
『ベイビーステップ』で簡単なことから始めることです.
どんなつらい状態でもできるように,
例えばインフルエンザにかかってもできるくらい
簡単なことに落とし込んで,
『それさえできればOK』ということを
ハードルに設定します.
この『ブログを続ける』ことで言うと,
たとえば『タイトルをつける』だけでもいいので,
とにかくわずかでも進めることを,
ベイビーステップとしています.
もうひとつは『ラジオ体操のスタンプ』です.
行動したことを『見える化』するために
シンプルに記録するのです.
私の場合は,本当にスタンプ表を作って,
子供にもらったシールを貼って,
毎日続いていることを『見える化』しています.
続いていることがシンプルに確認できるので,
やっている充実感がありますし,
頭でもはっきり認識できるのは
自己肯定感にもつながっています.
引き続き,②『不安定期』や③『倦怠期』がありますので,
その対応については,その時期になる前に
こちらにアウトプットします.
今日はここまでにします.