消化器外科専門医のブログ

消化器外科を専門にする中堅医師です.消化器(食道,胃,大腸,肝臟,胆嚢・胆管系,膵臓)のがんや手術を要する急性疾患,緩和医療などの診療を行っています.特に肝臓外科が専門分野です.日々の学びや,自分の成長につながること,頭のなかで考えたことを中心に記しています.

150908 当直と疲れについて 時間の使い方を見直して1ヶ月での評価

1ヶ月前に当直と体の疲れについて書きましたが,35歳を超えた頃から当直明けが疲れやすくなり,その疲れが取れにくくなったように感じます.

『疲れ』というのは,多分に主観が入るものですので,本当に(客観的事実として)『疲労が蓄積している』のかどうかは確かめることが難しいですが,疲れたように『感じる』ようになったのは事実なわけです.

そこで前回考えたことは,これは頑張りであるとか気持ちで乗り越えるとかそういう解決ではなく,具体的な解決方法が必要であり,その1つとしてはまず時間の使い方を見直すことをあげました.

単純なことですが,だらだらと時間を過ごし,そのせいで睡眠時間が少なくなることを防ぐというもので,これには『無駄な時間を過ごした・・・』という後悔からくるじわじわとした精神的な疲労を防ぐ効果もあります.

これはすでに1ヶ月の間に5回実践しましたが,十分に『効果あり』と言えます.

振り返ってみますと「睡眠時間の確保」の面も大きいですが,それに加えて「早く寝ないといけないので,それまでに時間を有効に使わねば」という『縛り』が生まれることで,やっておきたい仕事や調べ物,読みたい本を読んでおく,などの作業効率が格段に上がりました.

そのおかげで精神的な充実感,自己肯定感が生まれ,目覚めも非常に良くなりました.これはやってみて本当に良かったことです.当然夜中に起こされることはあるのですが,それはこちらでコントロール出来ないことですし,その中でも睡眠の質が向上したのは事実です.

 

これに味をしめてもうひとつ,肉体の面からも改善できないかと考えています.

 それは『体重を絞る』とこれもまたシンプルなことです.

私は学生の頃と比べても体重は増えておらず,むしろ筋肉が落ちた分体重自体は減っています.72~74kgあったのが69~71kgで推移しています.1~2週に1度は3~5kmのランニングをするようにもしており,体が重いと感じることは実際ありません.

しかし体全体の筋力や体力の低下を考えると,同じ体重でも疲れやすいのではないかと感じます.そこで『体重を絞る』ことで同じ活動量であっても,使う体力は少なく済むのではないか,という『仮説』を立てました.

目標は『BMI 21』です.私の身長から計算すると66.5kgなので約3kgの減量になります.体重を落とすことを真剣に考えるのは,人生で初めてのことですが,ひとつやってみようと思います.

体重が減ったことで,それが疲れとどのように関係してくるかは,実際の評価が難しいところですが,最終目標は感じる疲れが楽になることですので,手帳や日記に実際にどれくらい疲れを感じているかを残すことで,ある程度比べることができるでしょう.

 

実際にどうやって減量するかは,まず不規則な食事を見直そうと思っています.特に夜遅く帰っても10時,11時に晩御飯をお腹いっぱい食べる(おかわりもしてしまいます),あるいは間食を食べだすと止められない(チョコレートを筆頭に甘いものを食べます),このあたりを改善するだけでも効果があるはずです.

 

その過程を含めて,これから試しながらここにも書いていきます.

年齢的には体のマネジメントが必須です!

初のダイエット,これはこれで楽しみですね.